■株式会社セガ・エンタープライゼス
今回の出展社の中でも1、2を争うほどの大きな規模を構え、大変な盛り上がりを見せていたセガのブース。ドリームキャストの新作ソフトの多さが特徴だったが、それ以上に力を入れていたのがネットワーク事業。対戦ゲームやデジタルビデオカメラなど、今後の展開に大いに期待ができそう。また、コンシューマゲーム機には今までには見られなかった新しいタイプの周辺機器が紹介されていた点も注目だ。
(c)セガ・エンタープライゼス
●ドリームキャストのネットワーク機能を利用することで、最大4人まで同時にプレイ可能な「セガテトリス(仮称)」。ブロックを消したらLRトリガーで相手を選択し、攻撃することができる。 ●7月に発売予定の競走馬育成シミュレーション「ダビつく〜ダービー馬をつくろう〜」。生産や調教はできなかったが、レースは見ることができた。ゲームショウ直前に行われた高松宮記念を再現。 ●インラインスケートを履いた主人公を操り、町中を駆け回るストリートアクションゲーム「ジェットセットラジオ」。爽快感抜群であまり難しいことを考えずにプレイできるのでお勧め!
●セガサターンの初期の名作「グランディア」の続編が、満を持してドリームキャストに登場。実際にプレイすることはできなかったが、大型モニターを使って大々的にプロモーションしていた。 ●新宿やニューヨークなど、実在する世界の大都市を舞台に、多種多彩なクルマで走るレーシングシミュレータ「MSR(仮名)」。馴染みのある新宿南口の交差点を見事に再現していたのは驚きだ。 ●すでに発売中の「タイピングオブザデッド」。ビジネスデーということもあって、慣れた手つきでキーボードを叩くビジネスマンの姿が多く見られた。
●今回のセガブースでの1番人気といえばコレ。サンバのリズムに合わせてマラカスを振りまくる「サンバDEアミーゴ」だ。別売のコントローラ&マット(7800円)は絶対ゲットしたい。 ●ドリームキャストに接続してテレビ電話やビデオメール、フォトメールを楽しめるデジタルビデオカメラ「ドリームアイ」。新たなネットワークコミュニーケションの可能性を示すアイテムだ。 ●Swatch Accessアダプタ(左)とビジュアルメモリ型MP3プレーヤ。前者は時計をアダプタ(コントローラに付いているアンテナのような物)にかざすだけでホームページを閲覧することができる。
★試遊感想・その他
●熱闘ゴルフ(夏発売予定)
「セガテトリス」同様、ネットワークを使って対戦できるゴルフゲーム。アナログ方向キーの入力度合いによってスイングパワーやボールの軌道が変わってくるという、今までにない操作感覚だ。また、キャラクターデザインを藤子不二雄(A)氏が手掛けているだけあって、「プロゴルファー猿」以のキャラを使えるのも○。ちなみに筆者はプレイ中、なんと旗包み(!)を決
めてしまった。
●DeeDee PLANET(5/18発売予定)
ワイヤーフレームの画面で、凸凹道を左右に移動しながら、他のプレイヤーに照準を合わせて弾を撃つという、単純かつ昔ながらのシステムだが、プレイしてみるとなかなか熱くなれる。「チューチューロケットのユーザーには必ず楽しんでもらえる」というのがセガの広報さんの話だ。もちろんネットワーク対応。ほかにも、有名なVJが手掛けたムービーを集めて見ることができるモードも用意
されている。
●フィッシュライフ(6月発売予定)
モニター内に再現された水槽の中を泳ぐ魚に触れると、さまざまなアクションをする。また、触れた指をそのまま移動させれば、魚が付いてくるという驚きのシステムだ。なお、これはドリームキャスト用のソフトではなく、専用のモニターとハードをセットで購入しなければならない。値段はそこそこしそう(価格未定)だが、ぜひとも体験してみてほしい。さまざまなシーンをおさめた専用ソフトを順次発売
していくとのこと。
●ビックリマン2000(夏発売予定)
テレビ東京で放映中の人気アニメをモチーフにした3DアクションRPG。お馴染みのビックリマンカードがアイテムにもなりお金にもなり、魔法
にもなる。
●レンタヒーローNo.1(5/25発売予定)
セガの迷作(?)がドリームキャストに登場。あの独特のセンスはもちろん再現されている。プレイ待ちの人が多くて触れなかったのが残念!